人間ドックっていくらかかるの?気になる費用相場や補助金を確認!

情報コラム

2023年7月6日

人間ドックを個人的に受診するときは、基本的に全額自己負担で受診しなければなりません。そのため費用が気になり、なかなか受診に踏み切れない人もいることでしょう。この記事では、初めて人間ドックを受ける人に向けて、健診との違いや費用相場、補助金制度などについて紹介します。最後に施設の選び方も解説しているので、是非参考にしてみてください。

人間ドックとは?

人間ドックとは、病気を早期に発見したり、病気にかかるのを未然に防いだりするために行われる健診の一種です。健診には法律によって実施が義務付けられている「法定健診」と、個人の意思で受診の有無を決められる「任意健診」があります。

人間ドックは任意健診にあたり、法定健診に比べると検査項目が多く、より高度な検査が行えるのが特徴です。また検査当日に医師の結果説明を受けられたり、専門スタッフから生活習慣改善のアドバイスをもらえたりするなどのメリットもあります。ただその分、費用や時間がかかるのがデメリットです。

一方、企業が実施する健康診断や、市町村が実施する特定健診は法定健診にあたります。費用負担がほとんどないのが大きなメリットですが、検査項目は必要最低限のものに限定されていることが多く、自分に必要な検査が受けられるとは限りません。

人間ドックと一般的な健康診断には、それぞれメリットとデメリットがあります。自分の生活習慣や家族の病歴などから病気の罹患リスクを考慮し、費用なども検討したうえで適したほうを選びましょう。

人間ドックの費用相場

人間ドックは自由診療にあたり、各施設が自由に価格を設定できるため、地域や施設により価格差があります。以下では日本人間ドック健診協会の「人間ドックの価格調査(2013)」などを参考に、人間ドックの費用相場を紹介します。

日帰りコースの場合

日帰りの人間ドックの費用相場は約37万円です。日帰りコースでは、基本項目とされている以下の検査を中心に行います。ただオプションを追加したり、バリウム検査を内視鏡検査にしたりするなど希望に合わせてカスタマイズ可能な施設も多く、費用は変動しやすくなっています。

 ・計測(身長、体重、腹囲)

 ・血圧測定

 視力、聴力検査

 心電図検査

 眼底、眼圧検査

 呼吸機能検査

 胸部X線(肺がん)検査

 バリウム(胃がん)検査

 腹部超音波検査

 血液検査(貧血、肝機能、脂質、血糖、蛋白など)

 尿検査、尿沈査(蛋白、血糖、潜血など)

 便潜血(大腸がん)検査

 問診、診察、結果説明

12日コースの場合

12日の人間ドックの費用相場は約410万円です。12日コースでは時間をかけられる分より多くの検査を実施できますが、当然ながら費用も高額となります。また施設によりオプションの種類が大きく異なるため、費用も変動しやすいです。以下がオプションの一例と費用の目安です。

 胸部CT:約1万円

 マンモグラフィ:約5,000

 乳房超音波:約4,300

 ・骨密度:約2,600

 上部消化管内視鏡(胃カメラ):約15千円

 下部消化管内視鏡(大腸カメラ):約2万円

 腫瘍マーカー(前立腺がん、甲状腺がん、膵臓がんなど):約7,000

 脳ドック:約44千円

 心臓ドック:約4万円

人間ドックで受けられる補助制度はあるの?

人間ドックを個人で受診する場合は、基本的に全額自己負担となります。ただ加入している健康保険やクレジットカードなど民間の補助制度を利用できることがあるので、事前に確認しておきましょう。

国民健康保険

国民健康保険では、市町村により補助制度の有無が異なります。ただ市町村が実施する特定健診を同じ年度中に受診していたり、税金を滞納していたりすると補助を受けられないケースがほとんどです。また年齢が指定されていることもあるので、事前に市町村の窓口やホームページなどで確認しておきましょう。

社会保険

協会けんぽや共済組合、会社独自の組合健保など勤務先の社会保険に加入している場合は、基本的に勤務先が指定する法定健診を受診しなければなりません。ただ会社によっては、法定健診との差額を自己負担することで人間ドックに変更できたり、事業所側が差額費用を全額負担してくれたりすることもあるようです。

そのため勤務先から健診の案内が来たら、人間ドックに変更できるかどうかをまず勤務先の担当者に確認してみましょう。また会社を通さずに個人的に人間ドックを受診する場合は、勤務先での健診を受診する前であれば健保の補助を受けられることがありますので、保険証に記載されている健保に問い合わせてみるとよいでしょう。

また、本人だけでなく扶養の配偶者も人間ドックの補助が受けられることがあるので、あわせて確認するのがおすすめです。 

民間の保険

民間の保険会社の医療保険や生命保険などに加入している場合でも、特別料金で人間ドックを受診できることがあります。ただ受診可能な施設が限定されていることが多く、予約方法が指定されている場合もあるので、予約する前に保険会社に確認しましょう。

クレジットカードの優待など民間サービス

クレジットカードの優待などでも人間ドックの割引が受けられる場合があります。ただ民間の保険会社と同じく割引を受けられる施設が限定されていたり、カード会社を通して予約しなくてはいけなかったりするなど制約を設けていることもあります。事前にカード会社のホームページなどを見て確認しておきましょう。

【年代別】人間ドックのおすすめ検査項目

人間ドックでは受診したい項目を自由に決められます。ただ自分の年齢に適した検査を選ばないと、費用負担が大きくなったり、検査の精度が低下して不要な精密検査が必要になったりするリスクがあるので注意が必要です。ここからは年代別のおすすめの検査項目を紹介します。

なお、がんや脳卒中などの家族歴がある場合や、喫煙・飲酒習慣があり病気の罹患リスクが高い場合は、年齢に関わらず気になる検査を受けることがおすすめです。

30代におすすめの検査項目

30代はまだ病気にかかりにくい年代ですが、子宮頸がんは若年でも発症することがあり、20歳以上での受診が推奨されています。また乳がんも30代以降で徐々に増えてくるため、女性は乳がん健診も受診しておくとよいでしょう。ただ30代では乳腺が発達しておりマンモグラフィでは病変が写りづらい場合があるため、超音波検査の併用がおすすめです。そのほか、ヘリコバクター・ピロリの有無を調べたことがない人は、一度ヘリコバクター・ピロリの抗体検査を受けておくこともよいでしょう。ヘリコバクター・ピロリは胃がんの発症リスクを上げることがわかっており、早期に除菌療法を行うことで胃がんの予防につながるとされています。 

30代におすすめの検査項目】

 子宮頸がん検査

 マンモグラフィ、乳腺超音波検査

 ヘリコバクター・ピロリ抗体の検査(血液検査)

40代におすすめの検査項目

40代になると、生活習慣病の兆候があらわれ始めることが多いです。基本項目に含まれている各がん検診や腹部超音波検査のほか、より詳しく調べられる以下の検査を受診しておくと安心です。また女性は40代以降で骨密度が低下しやすく、放置すると将来骨折して寝たきりになる可能性が高まります。40代からは骨密度の検査もおすすめします。 

40代におすすめの検査】

 胸部CT、喀痰検査(とくに肺がんの家族歴、喫煙歴がある人)

 下部消化管内視鏡(大腸カメラ)

 マンモグラフィ

 子宮頸がん検査

 骨密度検査(女性)

50代・60代におすすめの検査項目 

50代・60代になると、がんや脳卒中、心臓病などに罹患するリスクが高まります。また前立腺がんは50代以上で罹患数が急激に増加します。男性は50歳以上になったら1年ごとに前立腺がん検査を受けるのがおすすめです。 

50代・60代におすすめの検査項目】

 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

 胸部CT、喀痰検査

 脳ドック

 心臓ドック

 前立腺がん検査

 マンモグラフィ

 子宮頚がん検査

 骨密度検査(女性)

人間ドックを受ける施設の選び方のポイント

人間ドックを行っている施設は多数あります。ただ適当に選ぶと、検査設備が不十分で希望の検査が受けられなかったり、検査の質が低く不満が残ったりするかもしれません。人間ドックの施設を選ぶ際は、以下のポイントを確認して選びましょう。

希望の検査項目に対応しているか

人間ドックでは多数の検査が行えますが、実際に検査できるかどうかは施設により異なります。まずは自分が受けたい検査を行っているかどうかで絞りこみましょう。

土日など受けたい日に対応しているか

仕事などの関係で受診できる日が限られている場合は、希望日に受診可能かどうかを確認する必要があります。施設によっては女性専用日を設けていたり、土日は休診だったりすることもあります。気になる施設をピックアップしたら、受診可能日を確認しましょう。 

日本人間ドック学会認定施設として承認されているか

日本人間ドック学会は、施設の体制や受診者の安心・満足度、検査の質などを審査し、条件をクリアした施設を機能評価認定施設として認定しています。審査の際は実際に施設を訪れ、受診者と同じ動線に沿って施設内を厳しく調査しており、高い信頼度があると考えられます。認定施設は日本人間ドック学会のホームページから検索できるため、施設選びに迷っているときは参考にするとよいでしょう。

専門医が在籍しているか

どんな医師が在籍しているかも施設選びの大切なポイントです。医師の質を見極めるときは「○○専門医」や「××認定医」といった肩書きの有無が一つの判断材料になります。人間ドック全般に詳しい「日本人間ドック学会認定医」や、内視鏡検査の豊富な経験を有する「日本消化器内視鏡学会専門医」などが在籍しているか、施設のホームページで確認してみましょう。

女性に配慮されているか

人間ドックでは露出をともなう検査もあるため、男性スタッフに検査されることを苦痛に感じたり、男性と同じ待合室で長時間過ごすことに抵抗があったりする女性もいるでしょう。施設によっては女性専用の待合室を設けていたり、医師を含めたスタッフ全員が女性の女性専用日を設けていたりすることがあります。ストレスなく人間ドックを受診したい人は検討してみるとよいでしょう。 

人間ドック受診前に

人間ドックはそれなりの費用がかかるものの、がんや生活習慣病などの病気を早期発見できるよい機会です。また人間ドックの受診前には、万が一異常が指摘された場合のことも考えておく必要があります。というのも民間の生命保険や医療保険は、健診で異常があると加入できなかったり、プランの変更ができなくなったりすることがあるからです。医療の進化とともに保険も変化しているので、いざというときに困らないように補償内容が適切かどうか定期的に見直すことが必要です。

 

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