「丁寧に造って、丁寧に売る」。 水・米・技が光る、TOKYO発の粋なSAKE。

情報コラム

2020年1月31日

東京・福生 田村酒造場「嘉泉 特別純米 東京和醸」

(左から/価格は720mlサイズ)

「大吟醸 對鴎」¥4,400 「嘉泉 特別純米 東京和醸」¥1,628 「純米吟醸 本まぐろ-HONMAGURO」¥1,815

海外のSAKEブームが人気を牽引

日本の国酒である「日本酒」。最近では海外のSAKEブームから、和洋折衷料理と「日本酒」のマリアージュを嗜む方が増えているそう。日本食文化に欠かせない「日本酒」は、世界規模の需要が見込まれる逸品として注目されている。

お手ごろクラスのお酒に注目

「日本酒」の主原料はお水とお米。シンプルがゆえ、お米の精米歩合によって味わいが変わる。一般的に、米の削り部分の多い精米歩合50%以下の大吟醸酒は、華やかな香りでスッキリと雑味のないクリアな味わいに。削りの少ない精米歩合70%以下の純米酒は、お米の特性が表れるコクがある芳醇な味わいになると言われている。大吟醸酒は削る手間がかかる分だけ高価となり、価格比較から大吟醸酒の方が良いお酒と認識している方も多いようだ。しかし、そうとは限らない。大吟醸酒は最高の原料と技術の粋を集めた逸品だからこそ、品質は横一線となりやすい。もう少し精米歩合の高い、お手ごろクラスのお酒に各酒蔵の特性が出るという。

食中酒におススメの逸品「東京和醸」

お求めやすい食中酒にと開発された田村酒造場の特別純米「東京和醸」は、東京都の花「桜」と東京の「街並み」をイメージした華やかで高級感があるパッケージデザインが目を引く。精米歩合は60%、すべて手搾りで滅菌はプレートヒーターではなく手間のかかる瓶燗火入で仕上げられる。お酒本来の風味を残した芳醇な味わいで、食中酒として楽しみたい。海外や地方の方へ向けた東京発のギフトとしてもおススメだ。

金賞受賞の大吟醸「對鴎」

平成28年酒造年度全国新酒鑑評会において金賞を受賞した大吟醸「對鴎(たいおう)」は、兵庫県産山田錦を35%まで精米し醸しだした最高級の限定酒だ。薄玻璃グラスでじっくり堪能したい。

魚に合う純米吟醸「本まぐろ」

刺身や寿司などの魚料理との相性を考え開発された純米吟醸「本まぐろ」は、大吟醸レベルの精米歩合50%で醸し、ほどよい吟醸香と旨みをまとった辛口が特徴のお酒だ。パッケージも黄金色と青海波模様で高級感がある。2019年9月にリリースされた限定生産酒でグルメな方におススメしたい。

田村酒造場

創業は文政5年(1822年)。東京都福生市にある蔵元には、国の登録有形文化財に登録される建造物が建ち並ぶ。漆喰の白壁と土蔵、歴史を感じるお屋敷、広大な敷地内をめぐる田村分水と、これぞ酒蔵といった威風堂々たる佇まいに圧倒される。代表酒銘の「嘉泉(かせん)」は、敷地内に酒造りに最適な水を得た喜び(よろこび=嘉、水=泉)に由来する。

家訓は「丁寧に造って、丁寧に売る」。量を追わず、手間暇を厭わず、丁寧な酒造りと目の届く範囲で販売する姿勢を貫いている。時代をとらえた進取の精神と気風を織り交ぜたお酒の数々は、各種鑑評会での入賞功績など外部評価も高い。

「今、市場が求めているのは品質と価格のバランスに、新しい個性を光らせるもの」と田村半十郎社長。ぶれないモノづくりで生まれたTOKYOの美酒を、貴方のとっておきのシーンにぜひ。

田村酒造場

東京都福生市福生626(JR「福生」徒歩10分)

TEL:042-551-0003

定休日:日曜日・祝日(冬季を除き月曜日休業あり)

URL  http://www.seishu-kasen.com/

田村酒造場ネットショップURL  http://www.seishu-kasen.com/item

営業時間: 8:30~17:00

 

※この情報は2020年1月時点のものです。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください。

 

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